自分の持てる英語力の全てを、TOEICの点数という形に変換するためには、問題を解く際のタイムマネジメントは欠かすことができません。
ここでは、私がTOEIC860点を目指し、結果として925点というスコアを獲得した際に実践したTOEICの時間配分をご紹介していきます。
リスニングパート
TOEICの試験は全体で2時間という長丁場で、まずはリスニングパート45分から始まります。
その間、音声は以下のように流れてきます。
| 音声の内容 | おおよその所要時間 |
|---|---|
| リスニングパートの導入文 | 30秒 |
| PART1の導入文+サンプル問題 | 1分00秒 |
| PART1の設問(6問) | 3分00秒 |
| PART2の導入文 | 30秒 |
| PART2の設問(25問) | 9分00秒 |
| PART3の導入文 | 30秒 |
| PART3の会話文+設問 (13の会話文に各3問で、合計39問) | 16分00秒 |
| PART4の導入文 | 30秒 |
| PART4の英文+設問 (10の英文に各3問で、合計30問) | 14分00秒 |
| 合計 | 45分00秒 |
なお、リスニングパートの試験中に、リーディングパートの問題を解くことは禁止されています。一方でリスニングパート内であれば、先の問題を確認することは禁止されていません。
このあたりを念頭に、リスニングパート45分間の時間の使い方を細かく見ていきましょう。
PART1 開始前の時間の使い方
まずいきなりですが、上の表をご覧頂ければ分かるように、テスト開始からPART1の最初の問題が始まるまでに、合計1分30秒もの時間があります。
(リスニングパートの導入文30秒と、PART1の導入文+サンプル問題1分)
正直、この部分の音声を聞く必要は全くありませんし、PART1の問題も音声が流れ始めてから一緒に解いていけば良いので、この1分30秒は他のことの使うことができます。
では、一体何をして過ごせば良いか……。
結論を申し上げると、この1分30秒の間に、PART3&4に存在する5つの図表に目を通しておきましょう。
PART3の最後の3つの会話文に対してと、PART4の最後の2つの英文に対しては、問題用紙に設問3つの他に、図表も記載されています。

つまりこの部分は、PART3&4の他の問題に比べ、図表の分だけ読みとらなくてはいけない情報が多いのです。だからこそ、冒頭の1分30分を使って、ザッと図表に目を通して、図表が何を表しているかを簡単に把握しておくことをお勧めします。
例えば上記画像のQ.95の上の図表で言えば、

えっと、映画のタイトルとジャンルと星の数か
程度の理解で大丈夫です。
で、さらに言えばこの時理解したことは、その後忘れてしまって大丈夫です!というか、覚えておくことは不可能でしょう。だけど、それで良いのです。最初に一度目を通しておいたことで、あとあとPART3,4までたどり着いた時に、図表の意味を理解するスピードは確実に上がるはずです。ですので冒頭の1分30秒の時間を使って、本当にごく簡単にで大丈夫なので、PART3,4の図表を見ておくことにしましょう。
その後
”Now, part 1 will begin.”
という音声が読み上げられたら、いよいよPART1の問題が始まります。うっかりpart3,4の図表を見続けることなく、ここからは音声に集中していきましょう!
繰り返しになりますが、PART1の問題は、音声を聞きながら同時に解いていけば大丈夫です。
PART2 開始前の時間の使い方
PART1の6問に解答し終わったら、続いてPART2の導入文が約30秒間流れます。PART1の開始前の時間では、PART3,4の図表を見ましたが、ここでは何をすればよいのでしょうか。
結論を言うと、このタイミングでは特に問題などは見ず、深呼吸をしたり首を回すなどして、集中力を高めるのが良いと思います!
というのもこのPART2に関しては、PART1やPART3&4と違って、問題用紙には何の情報も記載されていないのです。

したがって、ここは本当に音声だけの勝負となり、ある意味、最も高い集中力を要するパートとなります。ですのでここの30秒に関しては、無理せず一息ついておくのが得策だと思います!
”Now, let us begin with Question number 7.”
という音声が読み上げられたら、いよいよPART2の問題が始まります。30秒の間に高めた集中力を使って、全力でPART2の問題に取り組んでいきましょう。
PART3&4 の時間の使い方
PART2の25問に解答し終わったら、続いてPART3の導入文が約30秒間流れ始めます。
ここから先は、いわゆる”先読み”の戦略に従って解いていきましょう!
詳しくは以下の記事をご覧ください。
とにかく大事なのは、”3つ目の設問が読み上げられ始めたら、次の問題の先読みを開始する”ということです。
そうしておよそ30分、”先読み”をし続けてPART3,4の問題を解き終えたら、お疲れ様でした。以上で45分間のリスニングパートは終了になります。冒頭の1分30秒の間にPART3,4の図表に目を通しておいたことが、きっと終盤で役に立つはずです。
PART4の最後の問題が終わったら、
”This is the end of listening test.Tuen to part 5 in your test book.”
と音声が流れるので、それを合図にページをめくり、続いて75分間のリーディングパートに進んでいきましょう。
- PART1
冒頭の1分30秒の間に、PART3&4の図表5つに目を通す! - PART2
導入文が読まれている30秒の間は、一息ついて集中力を高める! - PART3&4
とにかく先読み。詳細は2.リスニングは”先読み”をマスターをチェック!
リーディングパート
75分あっても、とにかく解答時間が足りないのがこのリーディングパートです。
分からない問題をじっくり考えている暇はありません。パートごとそれぞれ、かけて良い時間を決めておいて、75分という制限時間内にとにかく最後まで問題を解き切ることを目指しましょう。
こうすることで、分からない問題に粘って後々時間が足りなくなるよりも、トータルで見た時に得点はアップするはずです。
さて、それではパートごとにかけて良い時間は一体どれくらいなのでしょうか。
PART5
PART5では、文法問題が30問出題されます。
後に続くPART6,7のことを考えると、PART5の1問にかけられる時間は20秒です。30問なので、PART5全体にかけられる時間としては10分ということになります。
事前に問題演習を積み、1問20秒で次々問題を解いていくリズムを体に刻み込んでおきましょう。このあたり、詳しくは以下の記事をご確認ください。
PART6
PART6では、4つの英文それぞれにつき4問で、合計16問が出題されます。
後に続くPART7のことを考えると、PART6にかけられる時間は8分です。
ただ正直、個人的にこの時間設定はなかなか厳しかったです。実際私は本番で、10分弱ほど時間がかかってしまいました。とはいえ、ここで時間をかけてしまえば、それだけPART7にかけられる時間が減っていくだけ。やはりPART6は、8分で終えるのを目標に解いていくのが良いでしょう。
PART7
PART7は長文読解です。
以下のような構成になっています。
- シングルパッセージ問題(10の長文)
- 長文1〜4 長文1つに対し設問2つ
- 長文5〜7 長文1つに対し設問3つ
- 長文8〜10 長文1つに対し設問4つ
- ダブルパッセージ問題(2つの長文)
- 長文11,12 長文1セットに対し設問5つ
- トリプルパッセージ問題(3つの長文)
- 長文13〜15 長文1セットに対し設問5つ
合計54問の設問があります。

part5,6を目標通りに進められていれば、part7にかけられる時間は57分です。
part7まできたら、ひたすら全力で、高速で解いていくのみです。
なお、先ほど記載した通り、私が受検した際にはPART6に予定より時間をかけてしまったので、PART7の後半はかなり時間的に苦しかったです。正直よく分からない問題もありましたが、半ば当てずっぽうでもとにかくマークして最後まで終わらせました。
みなさんも必ず最後の問題までマークするようにしましょう!4択のマークシートです。テキトーにマークしても、25%の確率で正解です。
- PART5
1問20秒、合計10分で解き終える! - PART6
8分で解き終える! - PART7
PART5&6が予定通り進められれば、残された時間は57分。
ここまできたら全力で解いていくのみ!
いかがでしたでしょうか。
以上が、私がオススメするTOEICを解く際の時間配分です。
本番でこのペースで問題を解くためには、「公式問題集」をこの時間配分を意識して解いて訓練を重ねるしかないでしょう。以下の記事も合わせてご覧いただけますと幸いです。





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